お子さんのことが見えていますか?

こんにちは。塾長の八尋です。

昨日、中学3年の生徒のお母さんと話をしました。中学入って以来、成績が最低ラインを続けてきたお子さんで、日常の動作も他のお子さんと比べると、もどかしいぐらいにゆっくりです。

当然のことながら、お母さんは毎朝毎晩強い口調で、「早くしなさい」「なんで勉強しないの」と叱咤激励を続けてこられました。でも成績はなかなか伸びません。それにはこの生徒特有の理由があるのですが、そのお話はまたの機会にします。

私がお話ししていて、とても感心し、「あ、これだ」と思ったことがありました。

「A(生徒の名前)は、勉強は全然ダメなんですけど、最近、この子すごいなと思うようになったんですよ。たとえば、私と言い争いになって、けんかしていても、食事のときは私に「いただきます」「ごちそうさま」とちゃんと言ってくれたり、「僕は弟が生まれてくれて本当にうれしいよ」と真顔で照れずに話してくれたりするんです。」

私も以前から勉強をどういうふうに教えていったらいいんだろうと思い悩むことが多い生徒です。でもその笑顔はとても素敵で、私がたまに強い口調で指導したりするときは、しばらくは真面目な顔になるのですが、次に接するときには笑顔で話してくれます。その素直さにはかなわないなと思う一面を持つお子さんです。

以前は、このお母さんは、「この子、このままだとどうなっちゃうんだろう」と焦るお気持ちを何度も訴えてこられました。しかし、「勉強はあまり向いてないかもしれないけど、この子のこの良さを活かしていく方法はないのかなと考えるようになりました。」とお子さんの見え方が大きく変わってこられたそうです。このことは、Aくんの勉強面にもきっと良い影響を及ぼすだろうと私は考えて楽しみにしています。

お子さんは、親が「この子はこういう子だから」と見てしまえば、そのような姿になっていくのだと思います。お子さんの本来の姿を見ようと努力すれば、そこにはあなたが思ってもみなかった、お子さんの姿が見えてくるかもしれません。

「ああ、この子のこういう所はかわいいな。」「うちの子には、こんな良い一面もあるんだな」と少しでも思われたら、そこの部分を意識して見つめるようにしてあげたらいかがでしょうか。

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